先日、姉が鹿児島から伊丹空港まで帰ってきたときの話です。
JAL 19時30分発の飛行機が機材到着遅れで出発が遅れる為、伊丹空港の離着陸門限21時に間に合わない場合は関西空港に着陸するとの事。
かつ、飛んでからでないとどちらに着陸するか分からないらしく、空港まで迎えに行く段取りの兼ね合いがありますし、機内に入ってからでは連絡がとれないので、フライトレーダ24(アプリ)を駆使してお迎かえの車を、伊丹にやるか関空にやるかをフライト中に判断して欲しいとの指令でした。
さっそくアプリを起動。その時点で使用機材はまだ宮崎上空でした。
多忙なビジネスマンなどの希望者たちは先発のANA便に振り替えられたそうです。と言う事は残った乗客たちは皆、行き先のわからないリスキーなフライトを無駄に楽しもうとする人達です。イイですね〜〜好きですそういう人。
19時40分に使用機材到着。
さぁーここからが航空会社の腕の見せ所です!
時間がないのでCAさんは、笑顔で乗客を蹴り出し、グランドハンドリングチームは必死のパッチで荷物を積み替え・給油・清掃などなどをこなし、また笑顔で乗客をブチ込みドアを閉めて完成です!。
20時頃に無事離陸。早い!早すぎる!
パイロットの姉旦那の見立てでは、今日は西風が強いし管制官も間に合う様に最速ルートで誘導してくれるから間に合うよ、との事でした。
とはいえ時間はギリギリです。念のためフライトレーダー24で監視します。
するともう1機発見、千歳発伊丹行きのANA便が雪のゴタゴタで50分遅れで出発、こりゃまたギリギリです。
門限までに帰らないとお家に入れてもらえないJAL便と、雪の影響で出遅れたANA雪便。JALとANA雪。今後の動向に注目です。
雪の中、千歳から必死で飛んでいるANA雪便。おそらく少しも寒くないのでしょう。
アプリのレーダ情報ではJAL便が四国上空の段階で、着陸予定時刻は20時59分。ん〜〜ん〜
コックピットで判断を迫られる機長。
ダイニングの卓上テーブルの前で判断を迫られる私。
少しは縮むだろうと判断しお迎えは伊丹空港に決定!
ANA雪はフライトタイムを13分縮め、
そして見事柏原上空で、ANA雪がJALの前に滑り込みきれいに9キロ間隔で並び。後方のJALは20時58分タッチダウン。すげー!管制官すげー!!
ANA雪がJALの後方にまわっていたら、ANA雪はアウト!それをうまく並べ2機とも間に合わさせる管制官すげー!!
必死のパッチでグランドチームが準備を整え、CAが笑顔で乗客を蹴り出し・ブチ込み早めの出発をサポート、パイロットと管制官の連携で最速で飛ばす。この連携プレーは感動でした。
無事21時10分に姉をpick